1978-04-11 第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
○原説明員 御指摘の症度四におきまして、筋萎縮あるいは骨変化等の規定がございます。ここのところは一般的な、客観的、器質的な変化等を含めたものが列記されておるわけでございますが、この全体の……(津川委員「全身障害と認めるか認めないかということだ。
○原説明員 御指摘の症度四におきまして、筋萎縮あるいは骨変化等の規定がございます。ここのところは一般的な、客観的、器質的な変化等を含めたものが列記されておるわけでございますが、この全体の……(津川委員「全身障害と認めるか認めないかということだ。
骨変化があると言っているのだよ。だから、ちゃんとそういう点で全身障害として認めていることになる。そうじゃないですか。筋萎縮だとか神経麻痺だとか骨の関節の変化がどうして自覚症状なんです。れっきとした全身症状があるので、私は、全身障害と認めて対策を講ずべきだと思いますが、いかがでございます。 この点の答弁を得て、もし不足があればまたやりますけれども、質問を終わりたいと思いますが、いかがでございます。
○津川委員 労働省の基準監督局が発行しておる昭和五十一年六月の「振動障害の治療」の中に、局所のほかに、筋萎縮、末梢神経麻痺、ひじ関節等の骨変化、精神的不安定、神経症状、吐き気、目まい等があらわれるというふうに「その他の症状」として書いております。これは労働省が振動病というのは関節の病気である、全身の病気であるということを認めたという証拠でございますか。
私は論理の問題をここで余りもてあそぶつもりはありませんが、この文献学的研究の十四ページを見ますと、カドミウムと骨変化との関係を示す図があります。ここにあるのですが、こういった図があります。
これに結論みたいなことを書いてありますが、「今回われわれの報告した患者の骨変化は、全身的な著しい脱灰と、七カ所の骨改変層、中川の記載している”ぬれたボール紙筒を折り曲げたような所見“に一致する大腿骨の屈曲など、重症のイタイイタイ病のレントゲン線像とまったく同じ所見を示していた。」、こういうことなんですが、どのようにお考えですか、この青田さんにつきましては。
以前にも東京の糀谷保健所で同様の発表をなされたことがございますが、大気汚染の進んでいる地域で乳幼児のエックス線撮影の結果、佝僂病様の骨変化が認められるということが、今回発表になったわけであります。
それで今後汚染がやむのだから、いま五十の人がこれから二十年暴露を受けましても骨変化を来たすというまでには至らない、こういうことから、将来ともイタイイタイ病が発生するとは考えられないということでございます。それは医者でございますから、絶対に起こらないというような結論は出しておりません。
たとえばいま安中の話も出ましたし、それから生野の話も出ましたけれども、私のこの間から見ましたそのレントゲン写真の状態において、もし予防の意味をもって大量のビタミンDが投与されるということになれば、これは本格的なビタミンDによるところの過剰症の骨変化が起こってくる可能性がある。
それと生野地区にイタイイタイ病があるかないかということでございますが、県の健康調査特別診査委員会が出しました結論といたしましては、先ほどもお答え申しましたように、イタイイタイ病に特有な骨変化を認める者はいない。じん臓の変化は見られる者があるが、それは老人でもそのような変化を見られるから、それにカドミウムが影響しておるかということは今後調査しなければならない。
第四部は「イタイイタイ病」ということで、金沢大学の整形外科の高瀬武平教授が座長になりまして、「イタイイタイ病の発見時の臨床所見」、「イタイイタイ病の骨変化と骨軟化症」、それから「イタイイタイ病の臨床経過」、それから「イタイイタイ病の病態生理」、「イタイイタイ病の疫学的考察」ということで、富山県の婦中町の萩野病院の院長、それから東京の品川の河野臨床医学研究所の所長、それから富山県立中央病院の村田医師、
○内田善利君 もう一つ、さきの質問に返りますけれども、土屋先生は対馬について四十四年度の健康調査の結果なんですけれども、厚生省の見解としてイタイイタイ病特有の骨変化は認められなかったが、じん臓障害の疑いのある所見が数多く見られた、あとずっとこの間申し上げたとおりですが、じん臓障害が非常に数多く見られたと、私は対馬は非常にじん臓障害が多いということを聞いておりますし、こういったじん障害が多いということは
○説明員(山本宜正君) カドミウムの中毒症をどのように判定していくかということについて、たいへんむずかしいとされておりまして、イタイイタイ病のように骨変化までくるような著しいものではたいへんなことになりますので、現在私どものカドミウムの鑑別診断班で研究しております一つのねらいは、じん臓の変化がまいりまして、尿中にたん白が出るというような一つの現象もございまして、それを一つの手立てに判断しているわけでございますが
○内田善利君 四十四年度における健康調査の結果ですけれども、このときに非常に厚生省の見解としては、イタイイタイ病特有の骨変化は認められなかったが、じん臓障害の疑いある所見が数多く見られた、今後はじん臓障害の段階におけるカドミウムによる健康異状ないし慢性中毒があるかないかの鑑別に重点をおいた精密検査の必要性が強調された、このようにあります。
したがいまして、四十一年度につきましては、さらにエックス線の直接撮影によりまして精密検査を行ないました結果、要精密検診者がありましたので、さらに骨盤のエックス線の直接撮影を実施いたしましたが、その当該要精密検診者につきましては、これは老人性の骨変化が主要なものでありまして、いわゆる富山にありますイタイイタイ病等の類似の所見は発見されなかったわけでございます。
それは四十歳以上の住民を対象といたしまして調べたわけでございますが、まず胸部のエックス線の撮影をいたしました結果、精密検査を要するもの十六人を発見いたしまして、その十六名につきましてさらに骨盤部のエックス線の直接撮影を実施いたしましたが、結果につきましては、老人性の骨変化がおもなものでございまして、富山にありますイタイイタイ病と見られるような所見は発見されなかったわけでございます。
○説明員(武藤き一郎君) 先ほどの最初の御質問のときにお答えいたしましたように、四十一年度の調査では、四十歳以上の百八十人の者に対しまして、エックス線の胸部の調査をいたしまして、その中からさらに十六名の精密検査を要する者を選び出しまして、骨盤部のエックス線の直接撮影を行ないましたのでございますが、老人性の骨変化が主要なもので、イタイイタイ病と類似の所見は発見されなかったわけでございます。